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心理学関連の資格・仕事学校心理士
学校心理士は、いじめや引きこもり、LD(学習障害)といった、学校で起こる様々な問題に対して、子どもだけでなく保護者や教師、学校組織に対して心理教育的援助サービスを行います。受験資格に学会入会がないのが特長です。
学校心理士は、1997年から日本教育心理学会運営のもとで始められましたが、その後、5つの連合学会と4つの連携学会から構成される、学会連合資格「学校心理士」認定運営機構に業務が移り運営されています。有資格者は2007年5月31日現在、約3,700名です。
原則的に教員の資格があり、学校心理学について大学院修士課程修了およびそれと同等の見識と専門的実務経験あがることが受験の条件ですが、実務経験が不十分な場合、学校心理士補を取得し5年間のうちに経験を積んだ後、学校心理士を受験するという方法もあります。
基本データ
資格区分 : 民間資格
主催・認定: 学会連合資格「学校心理士」認定運営機構
受験資格 : 以下の類型のいずれかを満たす方が申請することができます。(自分が申請できるかどうかについてのフローチャートはこちらをご覧ください。)
類型1
(1)教員職員専修免許状を持ち、大学院の修士課程において、学校心理学に関する所定の7科目14単位以上修得し(注1)、その専修免許状に「学校心理学」が付記され、かつ、1年以上の学校心理学に関する専門的実務経験(注2)を有する人。
(2)大学院修士課程において、学校心理学に関する所定7科目14単位以上を修得し(注1)、1年以上の学校心理学に関する専門的実務経験を有する人。
(3)大学院在学中の人は、特例として、次の要件を満たしている場合に、「大学院修士課程修了見込み」として申請することができます。
1)申請時までに、学校心理学に関する所定の7科目(注1)の内、5科目10単位以上を修得していること。
2)第1の要件を満たした後、大学院入学後に1年以上の専門的実務経験を行うこと。但し、教員等の場合には、大学院入学直前5年間の学校心理学に関する専門的実務経験を当てることができる。
3)大学院修了までに残りの科目と単位の修得が予定されていること。
類型2
教員(幼・小・中・高校、特別支援学校、特別支援学級)または各学校の養護教諭として教育活動に従事するとともに、学校心理学に関する専門的実務経験(注2)が5年以上ある人。
類型3
教育委員会、教育研究所、教育相談所、児童相談所等の専門機関で教育相談員などの専門職として、その仕事に5年以上の専門的実務経験(注2)がある人。
*但し、大学院修士課程で「学校心理学」の7科目(注1)のうち4科目以上修得・修了した人は、上記専門機関において2年以上の専門的実務経験(注2)があれば申請できます。
類型4
大学(短期大学含む)、大学院で、学校心理学関連の授業科目を担当または実習指導(専門的実務経験)をしており、かつ学校心理学に関する十分な研究実績(5編以上)がある人。専門的実務経験の必要年数は、類型3に準じます。
類型5
外国の大学院等において、学校心理学の専門的教育を受けた人。
(注1)
教育心理学に関する科目
発達心理学に関する科目
臨床心理学に関する科目
障害児の教育と心理に関する科目
生徒指導・進路指導に関する科目
教育評価・心理検査(実習含む)に関する科目
学校カウンセリング(実習含む)に関する科目
上記科目について各2単位以上、計14単位以上修得のこと。2001年度以前の修士課程入学者は「障害児の教育と心理に関する科目」を除いた6科目12単位以上修得のこと。
ただし、学校心理士類型1の申請者にはこの7つの領域の科目が必要です。上記科目に該当する科目を「学校心理士」の類型1の申請に当てはめます。
不明の場合は関係する大学院を通じて、2007年6月30日までに文書で認定委員会にご確認下さい。
(注2)
児童生徒・幼児の学校生活や園生活における心理的・教育的問題に関して、学校心理学の視点に立った専門的な心理教育的援助活動を経験すること。
試験科目 : 筆記試験
試験時期 : 8月(合格発表は11月頃)
受験料 : 申請書2,500円、学校心理学ガイドブック1,575円(税込)
(なお、セット価格4,000円、申請書のみ2,500円、ガイドブックのみ1,575円)
認定審査料30,000円(学校心理士補は10,000円)
(なお、合格後は学校心理士・補ともに登録料として10,000円、維持通信費として15,000円、計25,000円が必要です。)
試験地 : 函館、盛岡、東京、名古屋、富山、大阪、福岡
就職先 : 幼小中高等学校、特別支援学校などの教育現場、教育委員会、教育センター、教育相談所、その他、様々な相談業務。
合格率 : −
学習方法 : −(試験実施は2005年度から)
問い合わせ先:
学校心理士認定運営機構事務局http://www.gakkoushinrishi.jp/
〒113-0033 東京都文京区本郷2-11-7第1谷口ビル5F
TEL:03-3818-1554(受付時間9:30−17:30)
FAX:03-3818-1588
E-mail:office@gakkoushinrishi.jp
学校心理士資格は、まだ比較的新しい資格であることもあって、社会的認知もまだまだこれからといったところですし、合格率や試験内容、学習方法などについてもまだはっきりわからない部分がいくつかあります。
また、資格取得後も5年ごとの資格更新審査が義務付けられていることにも注意が必要です。
しかしながら、不登校や自殺、学級崩壊など学校を取り巻く問題が多様化・複雑化している現状を考えれば、今後注目される資格であるということは確かだと思われます。
従来の教員資格や学校体制だけで多様で複雑化した問題に対応するのは、もはや限界にきていると言わざるを得ません。学校心理士は、そういったいわば逃げ場を失った教育現場に風穴を開け、望ましい学習環境、生育環境を心理面からサポートし促進していく重要な責務を担っているのです。
学校教育に心理面で貢献したい、子ども達に「学校って楽しい。」と思ってもらいたい、そのような方に学校心理士はおすすめです。
なお、臨床心理士資格については下記サイトで詳しく説明されていますので、ご参照ください。
学会連合資格「学校心理士」認定運営機構
http://www.gakkoushinrishi.jp/